福島の金わらじ、東北に活気 仙台で「絆まつり」、初日から熱気

 
東北絆まつりの躍り流しで披露された福島わらじまつりの金わらじ。訪れた大勢の観客が手を伸ばした

 東日本大震災による犠牲者の鎮魂と復興を願い、東北6県を代表する夏祭りが集結する「東北絆まつり」は8日、仙台市で開幕した。福島市の福島わらじまつりなど六つの祭りが演舞を披露し、「杜の都」を熱気で包み込んだ。9日まで。

 絆まつりは、2011年から6年間続いた「東北六魂祭」の後継イベント。17年に初開催された仙台市に続き、これまで盛岡、福島、山形、秋田、青森の各市で開かれ、今回から2巡目に入った。

 初日は、一番町商店街で福島わらじまつりや仙台すずめ踊りなど四つの祭りの流し踊りが繰り広げられた。福島わらじまつりは黄金に輝く金わらじとともに、担ぎ手や踊り手ら約40人が「わらじ音頭」に合わせて威勢よく行進した。

 大わらじ座組の小賀坂宏友座長(49)は「観客が多く、とても温かい声援をいただいた」と振り返り、9日に向けて「パレードの見どころは大わらじの回転。楽しんでもらえるよう力いっぱい担ぎたい」と意気込んだ。

 初日の来場者数は約25万5千人(主催者発表)。西公園会場のステージでは各祭りのPRが行われたほか、全長約12メートル、幅約1.4メートルの大わらじも展示された。航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の展示飛行もあった。

 9日はメインイベントのパレードが行われる。定禅寺通―東二番丁通の片道1.1キロのコースに各祭りが集い、総勢千人が練り歩く。福島わらじまつりには約140人が参加し、大わらじをお披露目する。時間は午後1時半~同4時。

 福島の酒「おいしい」 本県ブースで出品

 東北絆まつりの各会場では、東北各地の名物グルメや特産品を販売する屋台などが軒を連ねた。本県からは地酒やクラフトビール、県産果物を使ったスイーツなどが出品した。

 西公園会場には県産酒をPRするブースが設けられ、来場者に地酒を振る舞った。本年度の新酒鑑評会で金賞を受賞した蔵を中心とした11蔵元14銘柄の四号瓶やカップ酒の販売も行われ、本県観光をPRする「HAPPYふくしま隊」のメンバーらが魅力を発信した。

 試飲した秋田市の会社員五十嵐典也さん(29)は「程よい甘さで切れが良く、コメの香りも感じられた。福島の酒もおいしい」と味わっていた。

 9日の開催時間は午前10時~午後5時。アンケートに答えると日本酒や赤べこグッズが当たる抽選会に参加できる。