57万人、熱狂の2日間 「東北絆まつり」来年は大阪万博で

 
「東北絆まつり」のパレードで披露された大わらじ。沿道に大きく傾くと観客から歓声が上がった=9日、仙台市

 東日本大震災による犠牲者の鎮魂と復興を願い、東北6県を代表する夏祭りが仙台市に集結した「東北絆まつり」は最終日の9日、市中心部で福島わらじまつり(福島市)などがパレードを繰り広げ、閉幕した。2日間で過去最多の計約57万2千人(主催者発表)が来場した。

 26年は盛岡開催

 閉祭式では、来年は6県の持ち回り開催を一時休止し、6月14、15の両日に2025年大阪・関西万博に参加すると発表された。26年は盛岡市で開催される。

 メインイベントのパレードは定禅寺通―東二番丁通の約1.1キロのコースを往復した。福島わらじまつりのほか、地元の仙台七夕まつりや青森ねぶた祭、盛岡さんさ踊り、秋田竿灯(かんとう)まつり、山形花笠まつりから総勢千人が練り歩き、盛り上がりは最高潮に達した。

 福島わらじまつりには約140人が参加。爽やかな風が吹く中、参加者は笛や太鼓の音色と共に「わっしょい、わっしょい」のかけ声に合わせて通りを踊り抜けた。全長約12メートル、幅約1.4メートルの「日本一」の大わらじが沿道に向かって大きく傾くと、詰めかけた観客から歓声や拍手が上がった。

 担ぎ手を務めた福島学院大1年の松野怜央さん(18)は「幼い頃から親しんでいる福島の祭りに参加できてうれしい。いつもは見る側だったが、楽しませる側として貢献できたと思う」と充実感に浸った。昨年の福島わらじまつりでも踊った桜の聖母短大2年の三浦あゆ奈さん(19)は「観客がみんな笑顔で気持ちが高まった」と振り返った。

 福島わらじまつり実行委員会の小河日出男実行委員長は「福島からも観覧に来ている人が多く、ありがたかった」と語り、8月のまつり開催に向け「今回の経験を生かしてさらに盛り上げていく」と意気込んだ。