ネット「3時間以上」24% 児童生徒調査、勉強以外1日の利用

 

 県は11日、児童生徒のインターネット利用状況などを調べる「ふくしま情報モラル診断」の調査結果を発表した。勉強以外でインターネットを利用している時間(平日1日当たり)について「3時間以上」とした割合は24%に上った。このうち高校生では半数以上の53%を占め、「5時間以上」としたのは20%だった。

 調査は県教委や県警と連携し、小中学生や高校生、保護者らを対象に初めて実施した。調査結果を基に、インターネットの適正利用やトラブルの未然防止策などにつなげる考えだ。県は「ネットを正しく知ることでトラブルの未然防止につながる。結果を学校などで活用してほしい」(こども・青少年政策課)とした。

 調査は昨年4月1日~今年3月24日、特別支援学校を含む県内計387校の児童生徒6万2701人、保護者4万67人が参加した。

 年齢が上がるとともに増加傾向を示した。内容は「動画を見る」が最も高く、高校生は97%、中学生は93%、小学生は74%だった。「投稿やメッセージ交換をする」とした児童生徒も多く、ネットを利用する目的の幅は広かった。

 このほかに勉強で1時間以上利用している割合は全体で32%だった。

 「フィルタリング」利用57%

 子どもが使うスマートフォンで、インターネットの一部サイトへのアクセスや閲覧を制限をする「フィルタリング」を利用している割合は全体で57%だった。保護者を対象に調査し、学校種別で小学生が51%、中学生が65%、高校生が46%となった。

 情報化社会が進み、低年齢層までスマホの利用が浸透していることから、県は「メディアリテラシーを高める必要がある。フィルタリングの利用率を上げていきたい」(こども・青少年政策課)とした。

 このほか、保護者と児童生徒を対象に、家庭内でネット利用のルールを決めているかどうかなどについても調査。「決めている」としたのは全体で66%となり、高校生は31%と最も低かった。また言葉によるトラブルなど「ネット上でトラブルがある」と回答とした割合は、高校生が10%、小学生と中学生いずれも8%だった。

 スマホ所持、中1で57%

 自分専用のスマートフォンを所持している割合は全体で42%だった。学校種別で高校生が99%、中学生は65%、小学生が21%となった。学年が上がるごとに割合が高くなっており、中学1年生で所持率が半数を超えて57%となった。県は行動範囲の広がりなどにより、高学年ほど所持率が高くなっていると推測した。

 所持率の調査は小学1、2年生は保護者が回答し、小学生3年生以上は児童生徒本人が答えた。