【2位】東京五輪・パラリンピック延期 衝撃対応追われる

 
聖火リレーの出発地となるはずだったJヴィレッジでは、式典のために設置されたステージや音響設備の撤収作業が行われた=3月25日

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で、東京五輪・パラリンピックと、Jヴィレッジ(楢葉町、広野町)から始まる聖火リレーが1年延期となった。本県ゆかりのアスリートは1年先の本番に向けて気持ちを切り替えた一方、自治体関係者や旅館業者は延期の対応に追われた。

 五輪は、戦争で中止になった例はあったが、延期は初めて。本番に向けて調整を続けてきた県勢アスリートは、新型コロナの早期収束を願いながら逆境をはね返す姿勢を示した。

 県は県内7カ所の駅構内に設置した開幕までの日数を表示する「デイカウンター」の表示を取りやめた。聖火リレーもスタート2日前に延期が決定。県は、公募で選ばれた59人の聖火ランナーへの連絡に追われた。

 聖火リレー出発地のJヴィレッジでは、ホテル宿泊者の予約が取り消しになり、野球・ソフトボール競技の開催地の福島市でも、宿泊キャンセルの動きがあるなど、打撃を受けた。

 聖火リレーは来年3月25日、延期前と同じくJヴィレッジを出発、希望の火をともす。東京五輪は7月23日の開会式が決定。県内関係者はスポーツの祭典へ再び歩みを進めている。