【4位】中合福島店が閉店 県都の顔、歴史に幕

 
シャッターが閉じられ、146年の歴史に幕を下ろす中合福島店=8月31日午後7時ごろ、福島市

 「県都の顔」として長く親しまれた百貨店の中合福島店(福島市)が8月31日、JR福島駅東口の再開発に伴い閉店した。146年の歴史に幕が下りた。

 営業最後の日は名残を惜しむ大勢の買い物客が訪れ、にぎわった。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からセレモニーなどは行われなかったが、シャッターが閉まる最後の瞬間をたくさんの人が見守った。

 中合は1874(明治7)年に呉服店として開業。1973年に福島市大町から福島駅前の辰巳屋ビルに移転した。人口減少やインターネットショッピングの市場拡大などを背景に百貨店の経営環境が厳しくなる中で閉店を決めた。県内のデパートは、うすい百貨店(郡山市)だけになった。

 辰巳屋ビルは今後取り壊され、跡地には商業施設や公共の交流・集客拠点施設、ホテルなどを備えた再開発ビルが建設される予定。

 取り壊されるまでの間の空きビルを活用して中心市街地の活性化を図ろうと、市は今月15日、同ビルに福島市街なか交流館をオープンさせた。ビル解体前の2022年2月末まで、1階はいちい(福島市)が運営するスーパー、2階は交流・展示スペースが設けられる。