【9位】甲子園交流試合に磐城 聖地で全力プレー

 
全力を尽くした試合を終えベンチに引き揚げる磐城ナイン=8月、甲子園

 新型コロナウイルス感染拡大で選抜高校野球大会(センバツ)が中止になったことを受け、8月にはセンバツ出場予定だった32校を集めた「甲子園高校野球交流試合」が行われた。県勢は21世紀枠で選出された磐城が、1995(平成7)年夏の甲子園大会以来、25年ぶりの出場となった。コバルトブルーのユニホームを着た球児らは、全力プレーで「聖地」に躍動した。

 試合は国士舘(東京)と対戦。2回に沖政宗(3年)の中前打などで2点を先制した。直後の3回に3点を返され逆転を許したが、6回に草野凌(同)の中前打で同点に追い付いた。しかし、6回裏に再び勝ち越され、3―4で敗れた。

 主将の岩間涼星(同)は試合後、「悔しさもあるが、最高の舞台で力を出し切ることができた」とすがすがしい表情で語った。

 試合前練習では人事異動で同校を離れた木村保前監督がノッカーを務めた。木村前監督は「人生の中でこんなに濃密な7分間は初めてだ」と振り返った。

 3年生が引退し、すでに新チームが始動している。主将を務める佐藤綾哉(2年)は「もう一度甲子園での勝利を目指したい」と誓っている。