【2位】若隆景が初優勝 驚異の粘り強さ「逆転劇」

 
母校の相撲部員から花束を受け、記念撮影をする若隆景(前列左から2人目)=4月9日、福島市役所

 若隆景(福島市出身、荒汐部屋)が3月の大相撲春場所で初優勝を飾った。本県出身力士の優勝は時津山、栃東(初代)に続いて3人目で、栃東が優勝した1972(昭和47)年の初場所以来50年ぶり。新関脇としての優勝は、36年夏場所の双葉山以来86年ぶりという快挙だった。

 「おっつけ」を武器に押し相撲を貫いた若隆景。春場所は優勝決定戦までもつれる激戦だった。千秋楽は、12勝2敗で並ぶ高安が敗れ、若隆景は結びの一番で勝てば優勝だったが、正代に寄り切られた。

 優勝決定戦では、高安に土俵際まで追い込まれたが、驚異の粘り強さを発揮して逆転、劇的な白星で初めて賜杯を手にした。

 優勝インタビューでは「まだまだ復興が進んでいないところもある。自分が土俵でできることを精いっぱいやって、いい姿を届けたい」と古里への思いを明かした。

 優勝後には、地元福島市に凱旋(がいせん)。母校・学法福島高相撲部の後輩らから祝福を受け、一層の精進を誓った。