【7位】内堀氏が知事選3選 真価問われる3期目へ

3選を果たし、支持者と万歳三唱する内堀氏(中央)=10月30日、福島市
任期満了に伴い、10月30日に投開票が行われた第22回知事選は、無所属で現職の内堀雅雄氏(58)=2期=が無所属新人に大差をつけ、3選を果たした。内堀県政2期8年の評価が問われた中、県民は県政の継続を選択した。
内堀氏が出馬を表明したのは今年6月。自民、県民連合、公明の県議会各会派が支援を打ち出し、共産を除く「オール与党」で相乗りする過去2回同様の構図となった段階で、3選への流れはほぼ固まっていた。
それだけに、有権者の関心は低調だった感が否めない。投票率は過去2番目に低い42.58%にとどまり、内堀氏が再選を果たした前回から2.46ポイント低下した。
東日本大震災、東京電力福島第1原発事故からの復興が道半ばにある中、3選後初めての議会となる12月定例県議会で「福島県の定義を『被災の地』『原発事故の地』から『希望の地』『復興の地』へと変えていく」と誓った内堀氏。復興ばかりでなく、山積する課題解決に向け、真価が問われる3期目となる。