【9位】只見が初の甲子園 全員野球で刻んだ1点

 
試合終了後、応援席にあいさつし、ベンチに向かう只見ナイン=3月22日、甲子園

 雪国の只見高が初めて甲子園の土を踏んだ。3月に開かれた第94回選抜高校野球大会に21世紀枠で初出場した只見ナインは、全員野球で観客の声援に応えた。

 吉報が届いたのは1月28日だった。豪雪地帯の只見町にあって室内練習場はなくグラウンドを使えない冬期間は駐輪場や通路で工夫して練習するなど、雪国のハンディに負けず野球に取り組む姿勢が評価された。町もふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングで資金を募るなど町民一丸で選手を応援した。

 只見は聖光学院とともに出場した。1回戦は岐阜県の強豪、大垣日大との一戦。天候不良などで約4時間半遅れの午後6時26分に試合が始まり、ナイターとなった。二回に2点を許したが、四回裏2死一、三塁から山内友斗が右前に適時打を放って1点を返し反撃。その後は追加点を奪えず1―6で敗れたが、確かな歴史を刻んだ。ツイッター上では「只見高校の得点シーン、何回見ても泣ける」など選手をたたえるコメントが相次ぎ、話題となった。