参院選「期日前投票」スタート 福島県内59市町村・208カ所設置

 
思いを託した1票を投じる有権者=23日午後、福島市・コラッセふくしま

 第24回参院選の期日前投票が23日、県内59市町村で始まった。

 投票所は市役所や役場、公民館など計208カ所に設置されるが、開設期間や投票時間は各投票所で異なる。23日から7月9日まで設置されるのは108カ所。各選管は、18歳選挙権が初めて導入される今回の参院選で、新有権者を含む若者の投票率向上に力を入れる。三春町選管は田村高に、福島市選管は福島大にそれぞれ期日前投票所を設置する。

 初めて選挙権を得た県内の若者からは「投票に行かなくては」「復興を進め、風評被害を食い止める政策を掲げる候補者に投票したい」といった声が聞かれた。

 郡山12人、二本松1人 『18、19歳』期日前投票初日

 県内59市町村で23日から始まった参院選の期日前投票で、県内13市のうち、初日の投票者数が前回参院選(2013年)の初日の投票者数を上回ったのは7市だった。また、選挙権年齢引き下げに伴う18、19歳の投票者数について、23日現在で分かったのは郡山市12人、二本松市1人だった。そのほかの市はゼロ、または「集計中」などとした。

 前回参院選初日の投票者数を上回ったのは福島、郡山、白河、喜多方、二本松、田村、本宮の各市。投票者数が最も多かったのは郡山市の1364人で、福島市938人、いわき市749人と続いた。