郡山市選管、二重投票ミス 87歳女性に投票用紙を再交付

 

 郡山市選管は3日、参院選の期日前投票で、女性(87)に誤って投票用紙を再交付し、二重投票させるミスがあったと発表した。

 同市選管によると、女性は6月23日に期日前投票を済ませたが、今月3日午後0時50分ごろ、同じ期日前投票所を再び訪れた。この際、入場券を持っておらず、投票所の担当者がパソコン端末で投票済みの表示を確認したが、処理ミスと勘違いして女性に投票させた。

 同市選管は女性の票が他の投票と交じって特定できないため、2回の投票とも有効として扱った。

 同市選管の熊田仁事務局長は「初歩的な処理ミスで、選挙の信頼を損ねる事態。再発防止に向けて各期日前投票所に慎重、確実に作業を進めるよう注意を喚起する」と述べた。