郡山市で投票用紙19人に誤配布、会津美里町では2人

 

 郡山市と会津美里町の参院選投票所で10日、有権者に福島選挙区と比例代表の投票用紙を取り違えて配布するミスがあった。両選管によると、誤配布したのは郡山市が19人、会津美里町が2人。用紙に沿った投票でない場合は無効票となる。

 両選管は職員が投票用紙を配布する際、用紙の種類を確認しなかったことなどが原因としている。

 郡山市では大成小体育館の投票所で誤配布があった。選挙区の投票の際に、19人が比例の用紙を受け取り投票。比例の投票の際にはこの19人に選挙区用の用紙が配られ、うち14人が投票したが、5人は投票前にミスが判明した。誤配布された有権者の指摘で分かった。同市では、期日前投票でも有権者に投票用紙を再交付し二重投票させるミスがあった。

 会津美里町では、旭地区公民館の投票所を訪れた2人に、職員が投票用紙を誤配布した。

 1人が投票用紙を取り違えたまま投票した後、別の1人が比例の用紙を選挙区の投票箱に入れた際に職員が色の違いに気付き、誤配布が判明した。町選管は2人に謝罪した。