【データで見る参院選】選挙区投票率 期日前が初の30万人超え

 

 福島選挙区の投票率は57.12%(男性57.39%、女性56.87%)で、2013(平成25)年の前回(54.52%)を2.60ポイント上回ったが、過去3番目の低さとなった。

 一方、期日前投票者数は31万8115人で、制度が施行された04年以降の国政選挙で初めて30万人を超え、過去最多となった。期日前投票者数の有権者に占める割合は19.35%に上り、投票率の低下を下支えした格好となった。公選法改正で18、19歳が有権者に加わったことや、学校や駅、商業施設などに期日前投票所が設けられ、設置箇所が前回よりも増えたことなどが要因とみられる。

 参院選の県内投票率は1995年に51.74%で過去最低となり、その後5回連続で60%台を推移し、前回は18年ぶりに60%を割り、今回も60%に届かなかった。直近の国政選挙では、14年の衆院選(52.51%)と比べ4.61ポイント高かった。