「夏の参院選」選挙区は午前0時半開票終了 比例3時半見込み

 

 参院選は有力視される7月21日の投開票まで約1カ月に迫った。県選管は19日、県内59市町村の開票終了予定時刻を発表。「7月4日公示―同21日投開票」で行われれば、福島選挙区は同22日午前0時半で開票が終わり、結果が判明する見通しだ。

 前回の2016(平成28)年参院選では、福島市で投票用紙を再集計するトラブルがあり、終了時刻が午前2時40分と大幅に遅れ、県内市町村の中で最も遅かった。今回、福島市は午前0時半を見込む。比例代表では福島、郡山両市が午前3時半と県内で最も遅いものの、福島市は前回より1時間5分、郡山市は2時間10分早い終了を予定する。

 原発事故で避難指示が出た自治体では、楢葉町と大熊町が開票開始時刻を1時間繰り上げるため、福島選挙区で楢葉町が前回より48分早い午後9時、大熊町が1時間早い同9時5分、比例代表で楢葉町が55分早い同10時半、大熊町が1時間早い同9時35分となっている。

 一方、福島選挙区で開票終了時刻が最も早いのは檜枝岐村の午後8時27分。北塩原村と川内村は同8時35分の予定で、19町村が同8時台の終了を見込む。市で最も早いのは相馬市の同8時49分。

 946カ所で終了繰り上げ

 投票所は県内1249カ所に設置され、946カ所で終了時刻が繰り上げられる。繰り上げ時間を見ると、午後6時までの2時間が667カ所と最多で、同7時までの1時間が267カ所と続いた。