高校生の参院選『模擬』投票始まる 政治、選挙の知識や関心を

 
緊張した様子で模擬参院選の投票に臨む生徒ら

 県選管と県教委などが連携した選挙啓発事業「"模擬"参院選」が12日、いわき市の磐城桜が丘高で始まった。19日まで各地の6校で実施される。

 政治、選挙に関する知識と関心の向上や、社会を取り巻く問題に対し主体的に判断できる人材の育成を目的に実施。同校では3年生約270人が参加した。

 21日投開票の参院選福島選挙区に立候補している候補者の名前や、政党の名称を投票用紙に記載し、投票箱に1票を投じた。また、投票立会人や投票用紙交付係なども生徒が担い、投票所の雰囲気も再現した。

 投票に先立つ授業では、生徒たちが投票する候補者を選ぶポイントなどについて考えた。投票時には授業を踏まえ、真剣に考えた結果を投票用紙に書き込み、緊張した様子で投じていた。授業に参加した坂本旭さん(18)は「選挙権を得た一人として責任を持ち、公約を実現できる候補者に投票したいと感じた」と感想を述べた。