「期日前投票」27万8770人 19日現在、福島県有権者17.25%

 

 福島県選管が20日発表した参院選の県内の期日前投票状況によると、投票者数(19日現在)は27万8770人で、有権者全体に占める割合は17.25%だった。

 最終日を残した時点の比較では、選挙期間が通例より1日長かった2016(平成28)年の前回を1万9368人上回った。最終日を含めた場合、参院選では前回の31万8119人が過去最多。

 今回は投票日が公示日直前に確定し、一部自治体で投票所入場券の発送が遅れた。福島市などの投票者数は序盤に伸び悩んだが、その後は順調に推移した。

 市町村別の期日前投票者数は郡山市の4万6245人(有権者の16.93%)が最も多く、福島市3万9727人(同1665%)、いわき市3万9175人(同1423%)と続いた。

 全体に占める期日前投票者数の割合は、鮫川村3670%、檜枝岐村3382%、塙町3150%の順に高かった。

 また、不在者投票者数(19日現在)は9213人となった。前回最終確定数は1万4906人。

 10市、前回上回る

 参院選の期日前投票は20日終了し、県内13市の投票者数は福島、伊達、本宮の3市を除く10市が2016(平成28)年の前回を上回った。福島民友新聞社が最終日分も集計した投票者数は、郡山市の5万4680人が最多で、福島市4万7169人、いわき市4万6293人と続いた。

 尾瀬で繰り上げ投票

 檜枝岐村の尾瀬投票区で20日、参院選前日の繰り上げ投票が行われ、尾瀬地域の山小屋関係者ら7人(男性4人、女性3人)が一足早く投票を済ませた。男性1人が期日前投票を行っている。同投票区の同日現在の有権者数は9人(男性5人、女性4人)。