公明党比例代表の現職若松謙維さん（６３）＝郡山市＝は、「当確」の知らせが入ると、同市の党県本部事務所に詰め掛けた支持者らとがっちりと握手を交わし「復興に向けて全力を尽くす」と力強く語った。

　衆院から参院にくら替えした６年前の選挙で参院初当選を飾り、復興副大臣などを務めた。今回の選挙戦では、福島再生に向けた道を切り開いてきた実績を強調した上で「復興庁の後継組織をしっかりとしたものにしていくためにも、再び国政に送り出してほしい」と訴えてきた。

　党の関係者や支持者と万歳三唱をして当選を祝い合い、喜びの輪を広げた若松さん。新エネルギーの推進や県産品の風評払拭（ふっしょく）などへのさらなる注力を誓うとともに「自公政権で少子高齢化などの難局を乗り越えていくための政策を前に進めていきたい」と表情を引き締めた。