参院選・福島選挙区で「二重投票」 白河で誤って投票用紙再交付

 

 白河市選管は22日、参院選の投票で、期日前投票を済ませた同市の女性(80)に誤って投票用紙を再交付し、福島選挙区で二重投票させるミスがあったと発表した。比例での二重投票はなかった。

 市選管によると、女性は12日に市役所で、投票所入場券を持参せずに期日前投票を済ませたが、21日に投票所入場券を持って別の投票所を訪れた。この際に、二重投票を防ぐための名簿の確認と投票用紙の配布を兼務していた職員が誤って女性に投票用紙を配布してしまったという。

 配布直後、誤りに気付いた職員から報告を受けた別の職員が女性に投票しないよう求めたが、女性は既に同選挙区選挙の投票を済ませていた。

 市選管は女性の票がほかの投票と交じって特定できないため、同選挙区選挙の2回の投票とも有効として扱った。