「参院選」18・19歳投票率10ポイント減 選挙離れ浮き彫りに

 

 第25回参院選(7月21日投開票)で19歳の投票率が25.32%にとどまり、「18歳選挙権」導入後初めての参院選だった前回2016年を10.48ポイント下回った。県選管が26日、年代別投票率を発表した。18歳は前回比10.24ポイント減の36.54%、20~24歳は同3.96ポイント減の27.11%となり、若者の選挙離れが改めて浮き彫りとなった。全体の投票率は52.41%で、4.71ポイントの低下。

 19歳は年代別で最も低く、男性24.80%、女性25.88%と男女別でも最低。県選管によると、高校を卒業した若い世代の投票率の低下が課題になっているという。11月には県議選が予定されており、県選管は大学や企業向けの出前講座の開催などを通して「投票率を上げていきたい」としている。

 投票率は全ての年代で前回を下回った。最も高かったのは70~74歳の71.44%(前回比5.33ポイント減)で、65~69歳が69.48%(同6.14ポイント減)、75~79歳が69.21%(同3.76ポイント減)、60~64歳が65.64%(同5.88ポイント減)で続いた。男女別でみると、男女とも最も高かったのは70~74歳で、男性73.24%、女性69.72%だった。