星氏、参院選出馬要請を受諾 自民福島県連、12月21日擁立決定
来夏の参院選福島選挙区(改選数1)を巡り、自民党県連から出馬要請を受けていた県医師会副会長の星北斗氏(57)=郡山市、星総合病院理事長=は18日、要請を受諾し、立候補を決断したと県連側に伝えた。県連は21日に選対委員会と総務会を開き、星氏の党公認候補としての擁立を決定する方針で、星氏は組織決定後近く、正式に立候補を表明する見通し。
星氏は郡山市で、根本匠会長、西山尚利幹事長らに要請を受け入れる考えを伝えた。その後、報道陣に「非常に重い決断だとは分かっているが、精いっぱい力を尽くし、福島県のために役立ちたいという思いに至り、決断させていただいた」と述べた。
また、星氏は県民や子どもの健康、人口減少などの課題に触れ「復興を止めず、きちんとした県土をつくっていくことが真っ先の課題だ」と強調。本県復興について「いまだに農産物などへの風評や海外からの厳しい目がある。もう一つは、県民の心の問題がまだまだ根っこにある。産業の充実、心の充実をもって復興を目指していくべきだ」との考えを示した。
星氏は郡山市出身。東邦大医学部卒。医系技官として旧厚生省入省。ハーバード大公衆衛生大学院客員研究員などを務めた。2013(平成25)年から東京電力福島第1原発事故後の県民の健康影響を調べる「県民健康調査」検討委員会の座長を務め、県医師会では新型コロナウイルス対策を担当している。党の資金管理団体「国民政治協会県支部」会長を務めている。
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