立民福島県連、小野寺氏擁立方針 参院選、連合福島は無所属提案

 

 今夏の参院選福島選挙区を巡り、立憲民主党県連は1日、社民、国民民主両党県連と県議会第2会派の県民連合、連合福島とつくる5者協議会の会合で、フリーアナウンサー小野寺彰子氏(43)=郡山市在住=を擁立する方針を正式に示した。連合福島は同協議会の枠組みで支援するため、無所属での擁立を提案。同意が得られれば、野党統一候補となる見通しだ。

 会合は非公開で行われた。連合福島は小野寺氏の擁立について、各団体に組織内での合意形成を依頼。今野泰会長は会合後の取材に「(小野寺氏は)アナウンサーとして社会的に認知されている。職を辞した決断に敬意を表し、5者協議会として一塊になり後押ししたい」と語った。

 各組織の調整について「私見だが1週間から10日ほどかかるとみている」と述べた。

 会合で連合福島は小野寺氏を擁立する際の「基本政策」のたたき台も示した。新型コロナウイルス感染症や自然災害、東京電力福島第1原発で発生する処理水への対応などを盛り込む方針。各党県連などは組織内で内容を検討する。