今夏参院選、小野寺彰子氏が出馬前向き 立民福島県連が要請

 

 今夏の参院選福島選挙区を巡り、立憲民主党県連は7日、フリーアナウンサー小野寺彰子氏(43)=郡山市在住=に出馬を要請した。小野寺氏は「重く受け止め、しっかりと考えたい」と応じ、出馬に前向きな姿勢を示した。近く回答する。

 県連の金子恵美代表が福島市で小野寺氏に要請書を手渡した。

 金子氏は「間違いなく勝てる候補者として、県連役員の満場一致で決定した」として、小野寺氏に出馬を求めた。金子氏は要請後の報道陣の取材に「(小野寺氏は)フリーアナウンサーとして、働く女性としての視点を持っており、多様性や復興の問題についても発言している」と評価。「本県復興に関するさまざまな課題にしっかりと目を向けており、発信力がある。政策的にも一致している」と語った。

 小野寺氏が受諾すれば、社民、国民民主の両党県連、県議会第2会派の県民連合、連合福島で構成する5者協議会の枠組みでの支援に向け、無所属での擁立となる見通し。

 小野寺氏は喜多方市出身。宮城学院女子大英文学科卒。エフエム山形、ふくしまエフエムアナウンサーを経て、フリーアナウンサーとして活動している。