夏の参院選、議席奪還に一丸 郡山で自民福島県連政経セミナー

 
参院選の必勝を誓う出席者

 自民党県連は17日、郡山市で政経セミナーを開き、夏の参院選福島選挙区(改選数1)での議席奪還に向け一丸となって戦うことを確認した。

 政経セミナーは2年に1度の開催で、2年前は新型コロナウイルス感染拡大により中止したため4年ぶりの開催。友好団体や支持者ら約700人が出席した。

 根本匠会長(衆院福島2区)はあいさつで、ロシアによるウクライナ侵攻を踏まえた安全保障や新型コロナ感染症対策、本県沖を震源とする地震の対応などに触れ、自公による安定政権維持の必要性を強調した。福島選挙区に党公認で立候補予定の星北斗氏について「知見と経験を生かし、震災やコロナ対応の具体的な仕組みづくりに汗を流していただいた即戦力。強力な支援をお願いする」と訴えた。

 渡辺義信県議会議長、公明党県本部常任顧問の若松謙維参院議員(比例)が祝辞。西山尚利幹事長が党情を報告した。星氏と、安倍晋三元首相が講演した。

 安倍氏、安保政策語る

 自民党県連政経セミナーで講演した安倍晋三元首相は、ロシアのウクライナ侵攻を踏まえた安全保障政策などについて語った。

 安倍氏は「安倍政権が目指したものと今後の日本」と題して講演した。安全保障を巡っては「大切なのは抑止力。抑止力とは戦争をするための力ではなく、戦争を止める力だ」などと述べた。新型コロナウイルス感染拡大を踏まえた経済対策についても言及した。