共産党は１６日、夏の参院選比例代表の第２次公認候補として、新人１３人を擁立すると発表した。本県関係では、元須賀川市議丸本由美子氏（５９）＝同市在住＝が公認された。同日、県庁で記者会見した丸本氏は「県内１０万票獲得が目標。党躍進のため先頭に立って頑張りたい」と決意を述べた。

　会見で丸本氏は「今の暮らしを守るため、一緒に声を上げて行動しようと訴えていく」と語った。

　丸本氏は鹿児島県出身。横浜女子短大保育科卒。１９９９（平成１１）年に須賀川市議選で初当選し、５期２０年務めた。
　候補は次の通り。（敬称略）

　佐々木とし子、吉田恭子、花木則彰、丸本由美子、細野真理、今村あゆみ、小山早紀、高橋真生子、堀川朗子、西田佐枝子、赤田勝紀、片岡朗、深田秀美

　野党共闘を前提に選挙区擁立見送り

　共産党は既に、比例代表の第１次公認候補として現職の岩渕友氏（４５）＝福島市在住＝ら５人の擁立を決定している一方、福島選挙区では野党共闘を前提に候補者の擁立を見送る方針。丸本氏の擁立は選挙区の候補者擁立見送りに伴う対応で、丸本氏と共に記者会見した町田和史県委員長は「野党共闘の必要性は変わっていない。比例では５人の当選が目標。岩渕氏が県内で思うように活動できなくても、丸本氏が宣伝し、党躍進を図りたい」と述べた。