復興、医療、経済対策...訴え、参院選比例 本県関係4人が第一声

参院選比例代表に立候補した、自民党元職の岩城光英候補(72)、日本維新の会元職の山口和之候補(66)、共産党現職の岩渕友候補(45)、共産党新人の元須賀川市議丸本由美子候補(59)は22日、福島市や郡山市で第一声を上げた。
岩城光英候補 72 自民 元 福島から地方創生を
JR郡山駅前で第一声。6年前の参院選後に一般の立場で聴いた県民の声を政治に反映させる考えを示し「復興は道半ば。被災地だからこそ福島から地方創生を進めたい」と訴えた。
地方行政や参院議員の実績を強調し「国の安全・安心を守り、将来を担う子どものために誇りの持てる福島をつくりたい」と述べた。地元いわき市でも出陣式を行い、支持を訴えた。
山口和之候補 66 維新 元 医療と介護の大改革
郡山市の事務所で第一声に臨み「郡山から改革の風を吹かせ、医療と介護の大改革により一人でも多くの人の命を助け、人生を支えていきたい」と訴えた。
理学療法士としての経験を踏まえ、リハビリテーションや自立支援を充実させることの必要性を指摘。「郡山市から発祥した医療や介護の大切さを発信し、世界から誇れる日本にする」と決意を述べた。
岩渕友候補 45 共産 現 社会保障充実させる
JR福島駅前で第一声を行い「国会に届けなければいけない声がある。躍進を勝ち取り、国会に押し上げてほしい」と再選に向けて支持を求めた。
原油や物価の高騰に触れ「首相は消費税減税を拒否している」と指摘。消費税減税のほか、年金引き下げや高齢者の医療費増加反対などを訴えながら「社会保障を充実させてこそ経済が元気になる」と強調した。
丸本由美子候補 59 共産 新 平和のバトンつなぐ
JR郡山駅前で第一声。「憲法9条のおかげで国民の命を守ることができた。平和のバトンをつないでいきたい」と訴えた。
物価高騰などにも触れ「ウクライナ侵攻も要因だが、そもそも長きにわたる経済政策の失策が原因だ。消費税5%への引き下げなどに党として取り組んでいく。県民の立場に立ち、原発ゼロを推進できる政治も目指す」と語った。
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