星氏堅調、小野寺氏迫る 参院選福島選挙区、福島民友新聞世論調査
福島民友新聞社は第26回参院選(10日投開票)について、1~3日に読売新聞社と共同で世論調査を行い、取材を加味して最新情勢を探った。新人5人が立候補している福島選挙区(改選数1)では、自民党公認の元県医師会副会長星北斗候補(58)=公明党推薦=が堅調に支持を固め、無所属のフリーアナウンサー小野寺彰子候補(43)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦=が迫る展開となっている。ただ有権者の約2割が投票先を決めておらず、最終盤に向けて激戦が続きそうだ。
与野党候補による一騎打ちの様相を呈している選挙戦。年代別でみると、30代、50代、60代で星、小野寺両候補への支持が拮抗(きっこう)。20代以下と40代、70代以上では、星候補が先行している。
支持政党別では、支援・友好団体による組織戦を展開する星候補が自民支持層の8割弱を固め、推薦を受ける公明支持層からも8割弱の支持を受ける。事実上の野党統一候補である小野寺候補は推薦を受ける立民支持層、支援に回った共産支持層の8割前後を固めた。維新支持層は両候補に支持が割れている。無党派層は5割弱が小野寺候補を支持する。
職業別では、星候補は専業主婦や農林水産業、商工自営・自由業で、小野寺候補を上回る支持を得ている。サラリーマンや無職では両候補が競り合う状況となっている。
政治団体「参政党」公認の会社社長窪山紗和子候補(47)、NHK党公認の元山形県米沢市議皆川真紀子候補(52)、無所属の元養護教諭佐藤早苗候補(62)は浸透していない。
比例代表の投票先政党 自民34%、立民19%、維新9%
比例代表の投票先として考えている政党は、自民が34%と最多で、立憲民主が19%で続いた。日本維新の会9%、公明8%、共産6%、国民民主4%、れいわ新選組、社民、政治団体「参政党」が各2%、NHK党1%の順。
自民は自民支持層の8割弱を固め、職業別でも学生を除く各職種で3割以上の支持を得る。年代別でも50代以上で3割超、40代以下も3割前後が支持する。
立民は立民支持層の8割強を固め、社民支持層にも食い込む。職業別では無職や農林水産業で2割以上の支持を得ている。年代別では、60代、70代以上の2割が支持している。
ほかの各党は自党支持層を固めているものの、他党支持層への浸透が課題となっている。
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調査の方法 1~3日に電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。920人の回答を得た。
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