福島県の期日前29万8486人 前回比7.07%増、過去最高見通し

 

 県選管は9日、参院選の投票2日前となる8日現在の期日前投票者数を発表した。福島選挙区で期日前投票を行った有権者は29万8486人で、過去最高だった前回2019年の同時期に比べて7.07%増加した。9日で終了した期日前投票について、県選管は過去最高を更新するとの見通しを示した上で「まだ投票を終えていない人は10日に投票所に足を運んでほしい」と呼びかけている。

 前回同時期の投票者数は27万8770人で1万9716人増加した。有権者に占める割合は19.01%。前回は有権者の20.58%に当たる33万7020人が期日前投票を行っている。

 市町村別で投票者数が最も多いのは郡山市で5万2179人。福島市が4万3350人、いわき市が3万9816人で続いた。各市町村の有権者に占める割合では、檜枝岐村37.42%、古殿町36.52%など7町村で3割を超えた。

 不在者投票は9692人

 不在者投票は8日現在で、1万2026枚の投票用紙を交付し、9692人の投票を受け付けた。前回は1万870人が不在者投票している。

 12市、前回上回る

 参院選の期日前投票は9日終了し、県内13市のうち相馬市を除く12市が2019年の前回を上回った。

 福島民友新聞社が最終日分も集計した投票者数は、郡山市の6万2930人が最多で、福島市5万2423人、いわき市4万9027人、会津若松市2万7人と続いた。

最終日を含めた13市の期日前投票者数