共産・岩渕友氏が再選 参院選比例代表、丸本氏と「二人三脚」
第26回参院選は11日、全125議席の当選者が確定した。比例代表の本県関係で共産党公認の現職岩渕友氏(45)=1期、福島市=が再選を果たした。
本県関係では岩渕氏のほか、自民党公認の元職岩城光英氏(72)=3期、いわき市、日本維新の会公認の元職山口和之氏(66)=1期、郡山市、共産党公認で元須賀川市議の新人丸本由美子氏(59)=須賀川市=の3人も比例代表に立候補したが、いずれも当選に届かなかった。
参院選比例代表で再選を果たした共産党の現職岩渕友氏。11日午前6時過ぎに「当確」の一報が報じられると、選挙事務所となった福島市の党県委員会は歓声に包まれた。岩渕氏は「支持者のみなさんと一緒に獲得した議席。公約実現に力を尽くす」と2期目への決意を新たにした。
物価高対策としての消費税減税や賃金引き上げなどのほか、原発ゼロの実現や処理水の海洋放出の中止、防衛費の増額反対などを訴えた。「『暮らしを守ってほしい』という声が寄せられた。みなさんの期待に応える強く大きな党をつくるため頑張る」と誓った。
党は福島選挙区への候補者擁立見送りに伴い、比例代表に元須賀川市議の丸本由美子氏(59)も擁立。北関東以北を活動地域とし、県内での選挙活動が限られていた岩渕氏に代わり、丸本氏が県内を回る"二人三脚"の選挙戦を繰り広げた。議席に届かなかった丸本氏だが「岩渕議員をまた国会に送り出せたことをうれしく思う」と述べ、喜びを分かち合った。
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