福島県内、不在者投票62人分無効 参院選投開票日までに郵送されず

 

 県選管は13日、参院選で県内19市町村の62人分の不在者投票が、10日の投開票日までに郵送されず無効になったと発表した。このうち原発事故の避難地域は6市町村の13人分。県選管は引き続き市町村選管と連携し、不在者投票を行う際の早期投票を呼びかけていく。

 昨年の衆院選では、南相馬市選管が期限内に届き受理すべきだった12人分の不在者投票用紙を開票しないまま放置していたことが判明したが、県選管によると、今参院選では現時点で同様の問題は確認されていない。

 衆院選では、避難者を抱える自治体を含め20市町村の120人分の不在者投票が開票されなかった。2019年の前回参院選で送達が投開票日に間に合わなかったのは39人分だった。