初登院、希望と決意胸に 参院選当選の福島県議員、復興実現誓う

 
「復興の課題に正面から向き合う」と決意を語る星氏(上)と「被災地の声を国会に届ける」と力を込める岩渕氏

 臨時国会が召集された3日、7月の参院選で当選した本県関係議員2人が初登院した。星北斗議員(自民、福島選挙区)と岩渕友議員(共産、比例)は、本県復興の実現に意欲を示すとともに、新型コロナウイルスの流行「第7波」や物価高の影響など県民、国民が直面する課題の解決に取り組むと誓った。

 初当選した星氏は、国会議事堂に深く一礼した後、「医療逼迫(ひっぱく)が深刻化しないよう対応に力を注ぐ」と医師の経験を生かして議員活動に臨む考えを強調した。

 復興に向けては「廃炉や住民の帰還を進めるために復興の妨げとなっている課題と正面から向き合い、任期の6年間で県民に『よくやった』と言われる存在になりたい」と意気込んだ。

 再選を果たした岩渕氏は「原発事故の被害は続いている。政府が被害者の生活となりわいの再建に責任を果たすよう緊張感を持って国政に臨む」と表情を引き締めた。

 生活への影響が広がる物価高を巡っては「最も効果的な対策である消費税減税を実現させたい。賃金や年金を上げるための取り組みも進める」と力を込めた。