美しい姿再び...二本松・養蚕神社、クラウドファンディングで修繕

 
美しい姿がよみがえった養蚕神社の修繕完成を祝った関係者

 国指定重要無形民俗文化財「木幡の幡祭り」で知られる二本松市の隠津島神社が、クラウドファンディングで調達した資金で進めた末社の養蚕神社の修繕が完成、かつての美しい姿がよみがえった。

 人口流出に伴う氏子の減少や、新型コロナウイルスによる参拝者減などで、修繕費用の捻出が難しい中、「神社継承の新しい在り方を提案したい」と昨夏にクラウドファンディングを展開。全国の361人から目標の200万円を大きく上回る350万円が寄せられた。

 修繕は神社側が調達した資金と合わせて行われ、屋根の葺き替えや土台、床板の修繕、壁や柱の塗り直しなど、当初の想定を超えて行われた。一部のクラウドファンディング協力者も修繕に参加した。工事は昨年12月に終了したが、暖かくなるのを待って、式典をこのほど開いた。

 氏子や資金協力者ら約30人が参列。安部匡俊宮司が神事を行い、菅野守芳責任役員、武藤正俊総代長、協力者代表の片平俊夫さん(福島市)らが玉串をささげた。安部宮司は「コロナ禍の中でこんなに多くの寄付を得て修繕できた。商売繁盛や産業発展を祈る神様として祭っていきたい」と述べた。参列者には修繕で出た古材で作ったお札が配られた。