「地道にコツコツ」花開く 会津美里出身の俳優・須田晶紀子さん

 
「生まれ育った福島に恩返しができたら」と話す俳優の須田さん

 俳優やモデルとして活動する、会津美里町出身の須田晶紀子(あきこ)さん(36)。昨年からは、ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」(TBS系=TUF)、「大豆田とわ子と三人の元夫」(フジテレビ系=FTV)などの話題作をはじめ、CMにも数多く出演している。活躍目覚ましい須田さんに、古里の思い出や仕事に懸ける意気込みを聞いた。

 高校に進学するまで会津美里町で育った須田さん。片道3キロの道のりを毎日歩いた小学校の登下校が思い出深いという。「おかげで足腰が鍛えられ、風邪も何年もひいていません。ちょっとした自慢です」

 コロナ禍でなかなか帰省できない日々が続くが、実家から届く会津の野菜が元気の源だ。「地元の山菜や野菜は、何だかパワーが違う気がします。古里のおいしい物を送って応援してくれる家族に感謝しています」

 順調な芸能活動と思いきや、実は"遅咲き"だという。「物心ついてからずっと俳優になりたかったが、なかなか勇気が出ず、決断できたのは20代後半でした」。俳優養成学校で若い人たちと一緒に学び、デビュー作は2014年、舞台「楽屋」(レオニード・アニシモフ演出)だった。そして意外にも昨年のドラマ出演が、テレビ初仕事だったという。

 以後、快進撃が続き、昨年は6本のCMと4本のドラマに出演し、24年公開の映画の主演も決定した。ほかにも複数の映画やCMへの出演が控える。

 「地道にコツコツと今あるご縁に感謝して、大好きな俳優という仕事を通して、ほんの少しでも、誰かの心に寄り添えるようになれれば幸いです。俳優としてスタート地点に立ったばかりですが、少しでも精進して生まれ育った福島に恩返しできたらと思っています」(佐藤香)