駆除イノシシで革製品を、磐梯の協力隊・大和さん 製品化へ意欲

 
鳥獣被害対策に取り組む大和さん

 磐梯町地域おこし協力隊として鳥獣被害対策を担当する大和茉桜(やまとまお)さん(21)は、町内で駆除したイノシシの皮を使った製品開発に取り組んでいる。「駆除から解体処理、製品化までを一人でこなせるようになりたい」と意気込む。

 県内で狩猟されたイノシシは原発事故の影響で食用にはならないため、駆除後は土の中に埋めているという。大和さんは「ただ捨てられるだけではもったいない。せめて革だけでも利活用してあげたい」と話す。当面の開発目標はキーホルダー。町内にはカメラレンズの製造工場があることから「いずれはカメラのストラップも手がけたい」と話す。

 東京都出身の大和さんは、子どもの頃から動物とアウトドアが好きだった。野生動物保護の専門学校を卒業後、狩猟への興味から昨年4月に協力隊に就任した。

 「銃の所持許可から始まり、銃とわなの狩猟免許を取得した。この1年は資格を取ることがメインの準備期間だった」と振り返る。昨秋からの猟期には職場の先輩に教えてもらいながらマガモ1羽を仕留めた。

 大和さんは「革の利活用は難しくて完成にはしばらく時間がかかりそうだが、そのぶんやりがいも感じる。今年は自分でイノシシを狩猟することと、製品の試作品に取り組んでいきたい」と話している。