大山忠作画伯のふすま絵下図 二本松に寄贈、制作依頼の清元さん

 
写真上=寄贈されたふすま絵下図「正殿杉戸 春秋図」  写真下=丹野教育長(左から2人目)に下図を寄贈する清元さん(同3人目)

 歌舞伎の伴奏音楽などで知られる清元節三味線方の清元(きよもと)美多郎(よしたろう)さん(東京)は、二本松市出身で文化勲章受章者の日本画家大山忠作(1922~2009年)が描いたふすま絵下図「正殿杉戸(せいでんすぎと) 春秋図(しゅんじゅうず)」を同市に寄贈した。

 清元さんは、1985(昭和60)年に国立小劇場で開いた公演「第5回清元美多郎の会」の舞台装飾として春秋図を使いたいと大山に制作を依頼。大山はふすま10面を想定し、桜と紅葉を描いた。大きさは縦15センチ、横105センチ。

 清元さんは、大山の長女で女優の大山采子さんと交流があり、大山の古里二本松市に大山忠作美術館が開設されていることを知って、所蔵してきた下図の寄贈を決めた。

 寄贈式はこのほど市役所で行われ、清元さんが丹野学教育長に贈った。丹野教育長は「大山忠作美術館で多くの方に鑑賞してもらうようにしたい」と感謝した。

 春秋図は、5月2日午後1時30分から市市民交流センターで開かれる大山の生誕100年記念の特別トークショーで展示される。