工場電力...100%再エネ、福島サンケン 年間7千トンCO2削減

 
カーボンニュートラルの実現に意欲を見せる阿部取締役(左)と渡辺統括部長

 発光ダイオード(LED)の製造、半導体ウエハーの検査を手がける福島サンケン(二本松市)は本年度、工場などで使用する全ての電力を再生可能エネルギー由来でまかなう体制を導入した。併せて敷地内の太陽光発電設備の増強にも取り組んでいて、環境に優しい企業経営を一層強化する。

 温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの一環。昨年度に検討を進め、東北電力から水力や地熱などで発電した電力を本年度から購入することで、再生エネ100%を達成した。同社によると、年間約7千トンの二酸化炭素(CO2)を削減できるという。

 太陽光発電の増強については、本社、工場などの屋上に新たに毎時682メガワットを発電できる太陽光パネルを設置する。本年度中の稼働を目指していて、既存設備を加えて毎時907メガワットを発電し、7%以上のCO2削減効果を見込む。

 同社の阿部秀二取締役、渡辺久夫統括部長は福島民友新聞社の取材に「(環境保全や社会課題の解決、企業統治の強化を重視する)ESG経営は、サンケングループ全体で取り組む重点施策だ。着実に実施し、社会に貢献していく」と話した。