介護事業所に「子ども食堂」 いわき、高齢者とのふれあい機会も

 
子ども食堂で児童にテイクアウトの弁当を手渡す学生ボランティア(左)

 ボランティアサークルぴーぷるは、いわき市常磐上矢田町の悠々の里訪問介護ステーション事業所内に子ども食堂「キッズスペース夢」を開設した。新型コロナウイルス下のため、弁当のテイクアウト形式での始動となったが、将来的には隣接する高齢施設の利用者とふれあう機会を設けるなど見守り機能を備えた食堂にする計画だ。

 開設したのは4月19日。同サークルの関係者が本紙記事で、いわき市や相双地域で「子ども食堂」など家庭以外の居場所づくりが進んでいない現状を知り、計画を進めてきた。介護施設などを運営する明生会の協力を得て、毎週火曜日の開設にこぎ着けた。

 賛同者や大学生ボランティアが協力し、毎回15食分の弁当を配布する。まだ開設が広く知られていないが、母子家庭や共働き家庭などの利用がみられるといい、担当者は「必要性を実感している」と話す。

 感染状況が落ち着けば、食堂として会場で食事を提供する。午後4時から食事を提供するまでの2時間は、宿題などができる学童のようなイメージで子どもを預かる考えだ。隣接する訪問介護施設などを利用する高齢者ともふれあう、子どもの居場所をつくるという。

 現在は賛同者らの協力で運営しているが、多くの支援が必要。軌道にのれば開催日の増加なども検討する。西芳史会長は「長期的に続けていくため少しでも支援をお願いしたい」と話している。

 料金は中学生までの子どもは無料で、同伴者の大人は100円。弁当配布は午後6時から。問い合わせはボランティアサークルぴーぷる(電話0246・29・7717)へ。