宅配サービス「平地区」でも マルトといわき市の実証事業拡大

 
マルトが宅配サービス事 業で使用している車両

 いわき市とスーパーなどを展開するマルトは10日、連携して実施している食料品や日用品の宅配サービスの実証事業について、同市平地区に対象エリアを拡大すると発表した。採算性など課題はあるが、同社は将来的に市内全域で本格導入を目指す。

 事業は高齢者ら「買い物弱者」の支援や利便性向上が狙いで、昨年度から勿来地区で進めてきた。市が交通課題解消や地域経済活性化に向けて取り組む次世代型交通サービス「MaaS(マース)」プロジェクトの一環として、国の補助金を活用してシステム構築を支援している。

 実施内容は、カタログ注文商品が配達される「電話宅配」と、来店して購入した商品が配達される「自宅配達」。同社によると昨年から開始した勿来地区での実証では、月100件程度の利用があるが、黒字にはほど遠い。

 社会貢献で実施しているが、本格実施のためには採算ベースに乗せる必要がある。若者向けのネットスーパーと組み合わせるなどし、事業化を模索していく考えだ。

 平地区では、マルト平白土店で実施。配達エリアは平旧市内や要望が多かった中央台、明治団地地区など約2万世帯。実証期間は5月2日から来年3月31日まで。

 電話宅配用の商品カタログは同社に問い合わせれば取り寄せることが可能。

 問い合わせはマルト専用ダイヤル(電話0570・025・010)へ。