総大将に当主の孫・相馬言胤さん 野馬追で初陣

 
相馬言胤さん

 相馬中村神社(相馬市)は14日、7月23~25日に行われる相馬野馬追の総大将を旧相馬中村藩主・相馬家第33代当主相馬和胤(かずたね)さんの孫言胤(としたね)さん(13)が初めて務めると発表した。相馬家の男子が総大将として初陣するのは、和胤さんの次男陽胤(きよたね)さんの1989(平成元)年以来33年ぶり。

 言胤さんは、和胤さんの長男で昨年まで5年連続で総大将を務めた行胤(みちたね)さんの長男。父行胤さんが数え15歳で初陣したのに倣い、総大将を務めることになった。言胤さんは2008年生まれで、行胤さんらと広島県で暮らしている。中学2年生でラグビー部に所属。騎乗経験もあるという。

 言胤さんは22日に同神社で元服式を挙げる。野馬追初日の23日には騎乗して神社を出陣、騎馬武者らと市街地へと繰り出す。期間中、各行事に臨み、最終日の25日まで当主和胤さんの名代として全軍を指揮する。

 相馬野馬追は、新型コロナウイルスの影響で2年連続で規模を大幅に縮小して行われたが、本年度は3年ぶりに通常開催する方向で調整が進んでいる。一方、3月の地震で相馬中村神社は石鳥居などが大きな被害を受けた。立谷三郎氏子総代長(59)は「境内をしっかりと復旧させて元服式を行いたい。初陣の総大将を全力でお支えする」と話した。