仲原夫妻「自由に楽しく」 いわきの実家で念願のギャラリー運営

いわき市と横浜市で2拠点生活をしている仲原正治さん(72)と常子さん(72)夫妻は、いわき市小川町にある常子さんの実家を活用し、「ギャラリー手ノ倉」をオープンした。2人は「テーマは『自由に楽しく』。気軽に立ち寄ってほしい」と話している。
4月にオープン。30人以上の作家による障害者アートや陶磁器が並んでいるほか、常子さんの趣味である茶道の体験コーナーも設けた。ギャラリーのある同市小川町が詩人草野心平の故郷であることにちなみ、草野の作品に登場するカエルをモチーフとした布作品「心平カエル」も販売している。
2人は大学を卒業後、横浜市の職員として定年まで勤めた。退職後は同市で約10年にわたり、芸術を通したまちづくりに尽力。地域に作家を呼び込もうと、同市にギャラリーを構えていた。
「ゆっくりとギャラリーを運営したい」という思いから、いわき市への移転を決意。改装した常子さんの実家の物置に作品を移し、新たに営業を始めた。正治さんは「思い入れのある作品がそろっている。2拠点生活をしているため限られた時間しか営業できないが、ゆっくりと作品を楽しんでもらえればうれしい」と思いを語った。
営業は毎月5日間程度
ギャラリーの営業は不定期で、毎月5日間程度。6月の営業は4、5、25、26日。年末年始やお盆、暮れなど、季節の行事に合わせて追加の営業も行う予定。時間は午前10時~午後4時。問い合わせは正治さん(電話090・4928・6805)へ。
- 地震で営業休止中...矢吹「あゆり温泉」の湯 900円で家庭に配送
- 11月に郡山で将棋女流王座戦第2局 里見女流四冠と挑戦者対戦
- 姉妹都市ライスレイクとの友情の証し 三春町内3カ所にPR看板
- 首里城再建へ届け歌声! 葵高合唱部とバイオリン奏者...楽曲提供
- 為末大さんから「走るコツ」伝授、田村で陸上教室 小学生参加
- 飯野支所に新執務室スペース 福島市、1階の旧保健センター改修
- スイスの老舗時計「エベラール」の魅力紹介、オペラ郡山本店
- 9月「やきそばサミット」開催 浪江で12年ぶり、運営資金募る
- 自慢のネタ味わって! うまか亭二本松、10日まで開店記念商品
- 保険や金融出張授業展開 第一生命、すごろく教材使い社員が講師