アニサキス食中毒相次ぐ いわき市保健所注意呼びかけ、今年8件

 
いわき市が飲食店などに掲示を呼びかけている「アニサキス食中毒予防対策実施宣言」の例

 いわき市で今年に入り、カツオやサバ、アジなどに寄生するアニサキスによる食中毒が相次いでいるとして、市保健所が販売業者や飲食店に注意を呼びかけている。独自に予防策のチェックシートを作成し、市内の飲食店など1308施設に配布した。

 市によると、アニサキスによる食中毒は今年に入り、1月に2件、2月に1件、3月に4件、4月に1件と4月末までに計8件発生。昨年は年間で5件、おととしは同7件で、多発傾向にある。アニサキスによる食中毒は、アニサキスが寄生している魚介類を生のままや不十分な冷凍、または加熱の状態で摂取することで、激しい腹痛や吐き気、嘔吐(おうと)などの健康被害を引き起こす。

 チェックシートは、初ガツオの季節を迎え、刺し身などを食べる機会が増えることから作成した。「アニサキス食中毒予防対策実施宣言」の名称で、「新鮮な魚を選び、速やかに内臓処理を行いました」、「目視確認を徹底しています」などの項目に店がチェックを入れて使用する。

 市は店頭などでのシートの掲示を求めている。担当者は「購入者に安心感を与えるとともに家庭での注意を促す狙いもある」と呼びかけている。