福島の外国人観光客おもてなし 学生コンシェルジュ活動スタート

 
「福島のことを勉強し、地域の役に立てるように頑張りたい」と意気込む福士さん

 第1号は福島大生・福士蒼生さん

 外国人観光客の受け入れ再開を見据え、福島市で地元の大学生らが観光案内を担う「市民コンシェルジュ・ジュニア」の活動が15日に始まった。案内人の第1号に採用された福島大3年の福士蒼生(あおい)さん(20)がJR福島駅西口の市観光案内所で市内の名所などを紹介し「福島のことを勉強し、地域の役に立てるように頑張りたい」と決意を語った。

 市民コンシェルジュ・ジュニアは学生らに観光産業を学ぶ場を提供しようと、市観光コンベンション協会が市内の高校生、大学生らを対象に募った。

 福士さんは青森県弘前市出身。福島大への進学に伴い福島市に住み始めたが、新型コロナウイルスの影響で外出を控える日々が続き、もどかしさを感じていた。4月に大学のサイトで求人情報を見て、福島について見識を深めたいと応募した。

 案内人として週3回ほど勤務し、観光スポットの紹介やパンフレットの陳列などの業務に当たる。福士さんは「県内外の人や海外の人との幅広い交流を通して福島の良さを伝えていきたい」と意気込んでいる。


 多言語案内人も活躍

 政府が早ければ夏に外国人観光客の入国条件の緩和を検討していることから、福島市観光コンベンション協会は観光案内の取り組みを本格化させる。

 その一環で活動するのが「多言語市民コンシェルジュ」の2期生4人だ。

 このうち、10年以上の海外勤務がある桑折町の井上盛雄さん(70)は「新しい出会いを楽しみにして福島をアピールしたい」と英語を生かした観光客のおもてなしに意欲を見せた。


220519news701-2.jpg「新しい出会いを楽しみに福島をアピールしたい」と活動する井上さん(左)