会津武士道精神を語り継ぐ 士魂会、家老・萱野権兵衛らを供養

 
先賢顕彰・供養会で祭文を読み上げる五十嵐会長(右)

 戊辰戦争の責任を一身に背負い自刃した会津藩家老萱野権兵衛の命日に合わせ、会津士魂会は18日、会津若松市の天寧寺で「先賢顕彰・供養会」を開いた。参列者が先人の功績をたたえ、会津の武士道精神を後世に語り継ぐことを誓った。

 萱野権兵衛のほか、会津藩で代々家老を務めた田中土佐ら田中家と、少年ながら会津の武士道精神を九州の地に残し16歳で切腹した権兵衛の次男郡長正ら先賢の霊を慰めるのが目的。今回で63回目。

 役員や関係団体約30人が参列。五十嵐光雄会長が「先賢の供養は私たち会津人の務め。会津の武士道精神に思いをはせ、先賢の生きざまに学びたい」と祭文を読み上げた。東京から参列した田中家子孫の田中綾子さんがあいさつし「初めて参加することができ感無量です」と涙を浮かべた。

 参列者による焼香の後、権兵衛らを悼み会津一刀流剣詩舞道が剣舞と詩舞、会津吟詠会が詩吟を奉納した。