いわきの釜戸川 最後のアユ放流会、川を守る会...30年を区切りに

 
アユを放流する渡辺小の児童ら

 いわき市の渡辺小と「釜戸川を守る会」は23日、同市渡辺町の釜戸川でアユの放流会を開き、子どもたちが自然と触れ合った。放流会は30回目の今回で最後となり、30年の歴史に幕を下ろした。

 1年生15人が参加。天栄村の養魚場で育ったアユの稚魚約1200匹が用意され、児童はアユが大きく成長することを願いながら丁寧に放流した。

 放流会は、鈴木清美会長が家族でニジマスの放流を楽しんでいたことをきっかけに、より大々的に魚の放流を行おうと企画した。自然に親しみ、豊かな心を養ってもらいたいという思いから、毎年、アユ漁の解禁に先立ち続けてきた。

 しかし、2011(平成23)年に東日本大震災と東京電力福島第1原発事故が発生したことを契機に、会員が激減した。今後は生態調査などの活動に集中しようと、今回を区切りに放流会の終了を決めた。

 鈴木会長は「楽しかった思い出として覚えてくれている子どもがいると聞いている。(今まで)よく続けられたし、放流会を企画して良かった」と話した。