着衣型ウエアラブルセンサーのノイズ軽減 ミツフジなど開発

 
ミツフジが開発した導電布(左側)にシリコーンゴムを塗布したウエアラブルセンサー(右側)

 福島県川俣町の川俣西部工業団地に製造拠点を持つ銀メッキ導電性繊維製造販売のミツフジ(京都府)と、高機能プラスチック製造などを手がける住友ベークライト(東京都)は体を動かしてもノイズが入りにくく、心拍波形を高精度で取得できるウエアラブルセンサーを開発した。31日、ミツフジが発表した。

 ミツフジはシャツ型のウエアラブル端末ハモンを使ってストレスや眠気、熱中症のリスクなどさまざまな生体データを取得、可視化する仕組みの開発を進めてきた。ただ、ハモンのような着衣型の端末は、日常生活での体の動きによるノイズの影響を受けるため、精度の高いデータを安定的に取得できるかが課題となっていた。

 共同開発では、ミツフジの銀メッキ導電性繊維で製造した導電布に、住友ベークライトの優れた電気特性を持つシリコーンゴムを塗布した。ミツフジによると、開発したセンサーを使ったハモンで歩行時の心拍波形データを取得したところ、ノイズの少ない高精度のデータを取得できたという。

 開発したセンサーは皮膚への安全性とともに洗濯耐性、耐薬品性を備えている。ミツフジはハモンなど着衣型端末への応用を検討しており、眠気を高精度で検出することで居眠り運転の防止などさまざまな用途に役立てられるとしている。

 問い合わせはミツフジ東京オフィス(電話03・6453・9650)へ。