鶴ケ城は市民の宝...意識共有 若松観光ビューロー理事長・新城氏

 
「コロナ禍は自分たちの持つ地域の財産、観光の光を見直すきっかけでもあった」と話す新城理事長

 会津若松観光ビューローの理事長に再任された新城猪之吉氏(71)は5月30日、福島民友新聞社の取材に応じ「鶴ケ城が地元の財産であるという意識を、改めて市民と共有することが大切」と述べた。会津若松市で開かれた同日の評議員会、理事会では専務理事に福島一郎氏、常務理事に佐藤光一氏を再任した。

 ―再任の抱負を。
 「世の中の動きを見ていると観光客の人数が増えており、秋の観光は大きく動くのではないか。ただ、秋からは鶴ケ城天守閣の(耐震)工事がある。中には入れなくなるが、他の楽しみ方をどう作っていくかが重要になってくる。一番大切なのは、市民に鶴ケ城が私たちの宝である、自慢の城であると再認識してもらうこと。この2年(の任期)で成し遂げたい」

 ―教育旅行が回復しつつある。
 「新型コロナの影響で、(首都圏を避け)近くの安心できるところへということで近県からの教育旅行が増えた。特に栃木県に関しては、徳川家康公をまつる日光東照宮がある栃木、徳川家に忠義を尽くした会津ということで縁がある。歴史的なつながりを持ち続けていきたいし、歴史だけでなく、教育の質を高めて互いに学び合うような教育の交流ができるといい。『会津に学ぼう』という機運を作りたい」

 ―インバウンドについてはどう考えているか。
 「台湾やタイからの来訪が多かった。個人的にも台湾の友人が多く、台湾がインバウンド再開の軸になるのではないか。また、会津はサムライシティー。そのスピリットを誰が強く感じるのかと言えば、やはりお城がある国だろう。同じにおいがするものを人は求めるもの。そういった国にどうアピールしていくか、考えていきたい」