町内会もデジタル変革 郡山で実証事業へ、電子回覧板や行事連絡

 

 郡山市は本年度、電子回覧板の導入など町内会でデジタル変革(DX)を進めるための実証事業を始めた。スマートフォンアプリを活用し、市内の12町内会で実証事業を行う。町内会への加入率の減少に伴い、役員の負担軽減などを求める声が寄せられていることから市は実証事業を通じて町内会活動に参加しやすい環境整備につなげる考えだ。

 実証事業ではスマートフォンアプリで町内会の情報を発信するほか、町内会の行事や会議への出欠確認も行う。また災害発生時の安否確認訓練も実施する。市は来年3月ごろに検証結果を公表する方針だ。

 実証事業に参加する緑ケ丘東二丁目町内会で会長を務める長峯栄一さん(67)は「スマートフォンを持っていない高齢者もいるので、家族に協力してもらいながら、進めていきたい」と話した。

 「情報発信」求める声

 郡山市自治会連合会が昨年2月に市内の全663町内会を対象に行った調査では、町内会への加入世帯を増やすためには「町内会活動の積極的な情報発信」や「役員の負担軽減」を求める意見が約6割を占めた。