いわきの捕鯨...絵本に 小野さん出版「親子で読み聞かせを」

 
「絵本から命の大切さを学んでほしい」と話す小野さん

 いわき市の元暮らしの伝承郷館長で群馬県立女子大非常勤講師の小野浩さん(67)=同市小名浜=は、絵本「くじらのなみだ」を出版した。江戸時代に同市の浜で行われていた捕鯨を基にした物語で、小野さんは「命の大切さを学んでほしい」と話している。

 物語では、村の子どもが生活のために命がけで子クジラを捕った後、母クジラが子クジラを守ろうとする思いを子どもに伝えるなど、人間と動物のそれぞれの愛情についても考えさせられる内容となっている。

 小野さんはこれまで、捕鯨などについて研究しており、初めて作った絵本の物語にも生かされている。絵は絵本作家の野村たかあきさんが手がけた。市内の図書館に寄贈しており、今後は市内の小学校にも贈る予定という。

 小野さんは「地域の歴史やなりわいを子どもたちに知ってほしい。この本の読み聞かせで親子の絆が深まるなどしてほしい」と絵本に込めた思いを語った。

 価格は1500円(税抜き)。問い合わせは小野さん(電話090・4559・0047)へ。