菊池まほろん館長 白河で最終公演、退任後も「蝦夷論」研究意欲

 
最終講演に臨む菊池さん

 27日に退任する県文化財センター白河館「まほろん」の菊池徹夫館長は5日、白河市立図書館で「蝦夷(えみし)論の系譜と東北考古学」と題して最終講演に臨んだ。

 集まった市民らを前に、菊池さんは蝦夷論の系譜をたどりながら「蝦夷は邪馬台国問題と並んで日本古代史永遠の謎とさえいわれてきた。館長を退任したら、また蝦夷の問題を考えてみたい」と語った。

 菊池さんは館長就任後、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に見舞われた双葉、大熊、富岡各町の資料館などにあった考古資料の受け入れなどに尽力した。市民に考古学の知識を広めるための講演会も数多く開いてきた。

 菊池さんは北海道函館市出身。東大大学院修士課程修了。日本考古学協会長などを歴任した。2011年4月から館長を務め、県文化振興財団副理事長も兼務している。