プロダンサーの夢へ一歩、福島の高3一条未悠さん 米大会出場へ

福島市の一条未悠さん(17)=福島東稜高3年=は7月、米ロサンゼルスで開かれるダンス大会「Showstopper FINAL(ショーストッパー・ファイナル)」のソロ部門に出場する。2月に都内で開かれた国内大会で優勝し、出場を決めた。一条さんは「世界一になり、世界へ羽ばたきたい」と目標を語る。
大会は、ビヨンセやセレーナ・ゴメスらを輩出した全米で最も歴史のあるダンス大会として知られている。今回は7月13~17日の5日間にわたり開かれ、予選を勝ち抜いた選手が出場する。
一条さんにとって大会はプロダンサーという夢への第一歩となる。「(予選の国内大会で)優勝できてうれしかった。支えてくれた家族に感謝の気持ちでいっぱい」と話す。出場するソロ部門では、ジャズをメインにしたダンスを披露する予定だ。
現在は本番に向け、練習を重ねる日々を送る。「自分らしいスタイルをつくり上げるために、毎日欠かさずに練習している」と確認に余念がない。
一条さんの強みは、腕をむちのようにしならせて踊る「ワック」。全身を大きく使い、力強さを見せるダンスは、身長152センチの小柄な体格を感じさせない。ダンス部で一緒に練習に励む和智満理香さん(17)は「ダンスに懸ける思いが人一倍熱い。見ている人をとりこにするダンス」と話すほどだ。
一条さんはグループとして世界規模の大会に数度出場している。小学6年生の時には、所属していた福島市のダンスチーム「ファビュラスシスターズ」のメンバーとして、「ワールド・オブ・ダンス(WOD)」で優勝を経験した。
しかし、今回はソロでの出場だ。「1人での出場は緊張するが、ダンサーとして世界で輝くために1番になりたい」。一条さんは夢に向かって汗を流す。
全農県本部がエール
全農県本部は8日、一条さんに激励品として福島牛3キロを贈った。贈呈式は福島東稜高で行われ、金成広之副本部長が一条さんに目録を手渡し、「一条さんの活躍が県民の励みになる。頑張ってほしい」とエールを送った。
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