福島医大医学部同窓会新会長・大戸斉氏 「福島の人材育成応援」

 
おおと・ひとし 伊達市出身。福島医大医学部卒。埼玉医大講師などを経て福島医大医学部長、理事、副学長、副理事長を歴任し、総括副学長。71歳。

 福島医大医学部同窓会の新会長に就いた大戸斉氏は23日、福島民友新聞社の取材に「医療人材の育成や本県医療の発展のため、同窓会として福島医大を応援していく」と抱負を語った。

 ―抱負を。
 「主体となる福島医大の活動を側面、後方から応援する。福島医大は今後、アルファ線を使った多発がん転移の治療などで日本の中心になってくる。福島県でしかできない人材育成についても応援していきたい」

 ―県内では医師不足が課題で、福島医大卒業生の県内定着などが重要だ。
 「もちろん、卒業生に残ってもらいたいという気持ちは大きい。もう一つ重要なのは、他大学出身者が本県内で働き、新しい発見や気付き、文化を学ぶことだ。白河厚生総合病院では、寄付講座に日本中から救急医療を担う医師が集まっている。医師の定着とともに、いわゆる『よそ者』を受け入れる環境も大切だ」

 ―本県医療の今後の展望について。
 「福島医大の強みは医学部だけではなく、医療系総合大学であることだ。浜通りに整備される福島国際研究教育機構など、医療のアドバンテージ(優位性)はものすごく高い。急速に変わる医療界で、福島医大と福島県には適応するための機会がたくさん与えられており、今後も自己改革を続けることが重要だ」